東電の福島本社が発足 Jヴィレッジに30人常駐 

 東京電力は1日、福島第1原発事故を受け、福島本社を福島県楢葉町に設置した。

 所在地は第1原発の南約20キロにあり、原発事故の対応拠点になっている「Jヴィレッジ」のセンターハウス内。福島本社代表の石崎芳行副社長を含む30人程度が常駐する。

 東電は福島県内の人員を2013年末までに500人程度増やして4千人以上とし、被災者への賠償や除染の業務を進めるとしている。賠償金の支払いが「遅い」と批判されているため、東京の本店がしている審査を福島本社でも行う。

 業務を開始する4日に下河辺和彦会長と広瀬直己社長が訓示する予定。


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