首相、ぶら下がり取材に応じず 記者会見やネット活用理由に 

 菅義偉官房長官は27日午前の記者会見で、歴代首相が慣行でほぼ毎日、記者団の質問に答えた「ぶら下がり取材」について、安倍晋三首相は応じないとする方針を明らかにした。

 ぶら下がり取材は小泉純一郎首相時代から原則1日1~2回、首相が質問に答える形で定着し、安倍氏も前回政権を担当した際は方式を踏襲。ただ菅直人元首相が東日本大震災対応による多忙を理由に拒んだことをきっかけに途絶えている。

 今回、対応を変更することについて菅官房長官は「ぶら下がり取材より効果的なものがある。記者会見や、インターネット交流サイト『フェイスブック』などで情報発信する」と述べた。


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