京都市議会が「清酒で乾杯して」 普及促進で全国初条例 

 清酒で乾杯して―。京都市議会は26日、清酒の普及促進に関する条例案を全会一致で可決した。市議会事務局によると、日本酒の利用促進を条例で定めたのは、全国初という。

 条例の目的は「清酒による乾杯の習慣を広め、清酒の普及を通した日本文化の理解促進への寄与」。市内には全国有数の酒どころ「伏見」があり、伝統産業の振興を図るため、自民党市議団が提案していた。

 条例は4条で構成。清酒の生産者は普及促進に主体的に取り組み、市や他の事業者と相互に協力するよう努め、市民もこの取り組みに協力することを求めている。


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