2012年12月15日 10:50 | 無料公開
福島県郡山市で開幕した「原子力安全に関する福島閣僚会議」。壇上はIAEAの天野之弥事務局長=15日午前
東京電力福島第1原発事故の教訓を国際社会で共有するため、政府が国際原子力機関(IAEA)と共催する「原子力安全に関する福島閣僚会議」が15日、福島県郡山市内で開幕した。IAEAの天野之弥事務局長は除染や原発の解体について「国際的な連携を通じ、最善の技術を用いるべきだ」と、各国の協力を呼び掛けた。
約130の国と機関が参加。同日夜には、原発事故リスクを減らすため、新興国への安全面の支援を強めるなどの合意文書をまとめる。会期は17日まで。
共同議長を務める玄葉光一郎外相は開会の演説で「被災地の取り組みを世界に発信したい」と会議の意義を訴えた。