2012年12月14日 19:57 | 無料公開
福島第1原発の免震重要棟を視察するIAEAの天野之弥事務局長(右から2人目)ら。右端は第1原発の高橋毅所長14日午後(東京電力提供)
福島県郡山市で開かれる「原子力安全に関する福島閣僚会議」に出席するため来日した国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長は14日、東京電力福島第1原発を視察し「ずいぶん改善したが、課題は非常に多い」と話した。天野氏の視察は昨年7月に続き2度目。
天野氏は閣僚会議に参加する各国代表ら約30人とともに、約1時間半かけて敷地内を回った。視察後、取材に応じ「防護服は着ず、マスクと手袋だけで回れるようになった」と、変化を口にした。
一方で「汚染水のタンクがものすごい数になっており、一部では(放射線量の)レベルが非常に高い所もあった」とも述べた。