20キロ圏走行、汚染増えず 原発の警戒区域再編で調査 

 東京電力福島第1原発の半径20キロ圏を走行した車には、放射性物質による汚染は増加しなかったとの調査結果を、原子力安全基盤機構(JNES)が14日、公表した。基盤機構はタイヤへの放射性物質の付着、脱落が繰り返されていると推定している。

 ただ山間部などを走行後は放射性物質が増えたケースもあった。基盤機構は「汚染源と考えられる土や落ち葉が付着しやすい場所は、走行や駐車をできるだけ避けてほしい」と呼び掛けている。

 政府の原子力災害現地対策本部の依頼を受けて5~9月に調査した。


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