妻の両親刺殺で無期懲役判決 「理不尽」と京都地裁 

 京都府長岡京市で2010年、妻の両親を刺殺したとして、殺人罪に問われた元不動産業李敏男被告(55)の裁判員裁判の判決で、京都地裁は13日、求刑どおり無期懲役を言い渡した。

 小倉哲浩裁判長は「自分の意に従わない2人に怒って殺害した。自己中心的で理不尽極まりない。人間性が欠如している」と指摘した。

 判決によると、李被告は10年5月12日、妻の失踪について、妻の両親の矢本吉男さん=当時(65)と朔恵さん=当時(65)=夫婦に原因があると言い掛かりをつけ暴行。警察に通報しようとしたため、胸などを刃物で数回突き刺し、失血死させた。


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