敦賀3、4号も再調査を 活断層問題、規制委員長 

 原子力規制委員会の田中俊一委員長は12日の定例記者会見で、日本原子力発電が増設計画中の敦賀原発3、4号機(福井県)に関し、活断層の調査や評価をやり直す必要があるとの認識を示した。規制委の現地調査団が2号機直下の断層(破砕帯)は活断層の可能性が高いとの見解をまとめたことを受けた発言。

 また規制委が敦賀原発の再稼働は認めないと正式決定した場合の対応について「廃炉の判断はしないが、地震の危険性を評価して(2号機の)原子炉からの燃料取り出しなど必要な安全策があれば速やかに求めていきたい」と指摘した。


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