長周期地震動の解説表案、気象庁 揺れの強さ4段階で 

 巨大地震の際、震源から離れた高層ビルなどを大きく揺らす「長周期地震動」の防災情報発表を目指す気象庁は12日、地震動の強さを4段階で示す「解説表」の素案を防災専門家らの検討会に示した。同庁は2012年度末を目標に、防災情報の運用を始める計画。

 素案は、高層ビルの揺れを▽階級4(震度6強以上相当)立っていることができず、はわないと動けない。固定していない家具の大半が移動し倒れるものもある▽同3(震度6弱相当)立っていることが困難。不安定な家具は倒れることがある▽同2(震度5強~5弱相当)物につかまらないと歩くことが困難。行動に支障を感じる▽同1(震度4~3相当)室内にいる人のほとんどが揺れを感じる。


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