「珍しい地震」東大地震研 7日の三陸沖地震 

 宮城県石巻市で最大1メートルの津波を観測した7日夕の三陸沖の地震は、「逆断層」「正断層」という仕組みの異なる二つの地震が、20秒間という短い時間をおいて連続して発生した珍しいタイプだったとの分析を、東京大地震研究所が11日、政府の地震調査委員会で報告した。

 東日本大震災は逆断層地震だった。委員会は複雑な発生過程があったとみて、メカニズムの解明を急ぐ。

 東大地震研の分析によると、最初に逆断層型の地震が発生し、約20秒後に正断層型の地震が起きた。後に起きた地震のほうがやや大きかったらしい。

 地震は7日午後5時すぎに発生、東北と関東地方で震度5弱を観測した。


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