原電が原子力規制委見解を批判 「科学的根拠を」 

敦賀原発2号機の直下に活断層がある可能性が高いとの見解をめぐり、原子力規制委員会に対する質問状を提出する日本原子力発電の増田博副社長(右)=11日午後、東京都港区

 原子力規制委員会の調査団が日本原子力発電敦賀原発2号機の直下に活断層がある可能性が高いとの見解をまとめたことをめぐり、原電の増田博副社長は11日、東京・六本木の規制委を訪れ「科学的根拠を含めた説明がなされたと言えず、理解に苦しむ」との批判と10項目の質問をまとめた書面を提出した。

 原電は書面で「(原電の)追加調査の結果を待たずに結論付けが可能とした理由を教えていただきたい」と主張。断層が動いたと判断した根拠など10項目について、科学的に詳細な説明をするよう規制委に求めている。


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