仏アレバ社、放射能除染活動支援 CEO会見 

 来日したフランスの核燃料会社アレバ社のリュック・ウルセル最高経営責任者(CEO)は7日夜、東京都内で記者会見し、東京電力福島第1原発事故に関連して「森林地帯の汚染状況を計測する無人ヘリコプターや、汚染された土壌を分別するシステムがある」と述べ、今後、自治体の除染活動などを支援する方針を明らかにした。

 ウルセル氏はさらに、日本が2030年代に原発ゼロを目指す新エネルギー政策を決めたことについて「政府判断は尊重するが、エネルギー政策には(電力の)価格や安定供給、雇用などの要素を詰めることが必要だ」と述べ、総合的な判断が重要との見解を表明した。


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