しらせ、初めて氷山を確認 南極へ航海中 

 【オーストラリア沖インド洋=南極観測隊同行記者】南極に向かっている観測船「しらせ」で5日午後4時半(日本時間同6時半)、今回の航海で初めてとなる氷山が船上から確認された。前回の航海も初の氷山確認は12月5日だった。

 確認されたのは、テーブルのような形をした長さ約30メートル、高さ約10メートルの氷山が船の進行方向右側に浮かんでいた。観測隊員や乗組員らは寒さの中、甲板へ次々と出て歓声を上げ、記念写真を撮っていた。

 観測隊の調理担当として越冬する高沢直之隊員(36)=札幌市出身=は「北海道で見た流氷よりも、はるかに大きくてびっくり」と話した。


  • LINEで送る