敦賀原発近くの活断層も評価必要 原子力規制委員長 

記者会見する原子力規制委員会の田中俊一委員長=5日午後、東京都港区

 原子力規制委員会の田中俊一委員長は5日の記者会見で、日本原子力発電敦賀原発(福井県)の敷地内で原子炉建屋から約250メートルの場所にある活断層について、原子炉直下ではないが影響を評価する必要があるとの考えを示した。

 敦賀原発を1~2日に調査した規制委の調査団は、敷地内の活断層「浦底―柳ケ瀬山断層帯(浦底断層)」が非常に活動的と指摘。これに関し、田中委員長は「(安全性に)疑問を持っており、調査団の島崎邦彦委員長代理にも質問した。(原発のすぐ近くに活断層がある)特異な状況をどう評価すべきか、いずれその辺も含めて判断することになる」などと述べた。


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