規制委が浦底断層の活動性指摘 敦賀原発、2日も調査 

日本原子力発電敦賀原発の敷地内断層の調査で、浦底断層を調べる原子力規制委員会の現地調査団=1日午前、福井県敦賀市(代表撮影)

 原子力規制委員会の現地調査団は1日午後も、日本原子力発電敦賀原発(福井県)1、2号機の直下にある断層(破砕帯)が活断層かどうか調べた。敷地内を縦断する活断層「浦底―柳ケ瀬山断層帯(浦底断層)」の活動性は高く、一部に浦底断層と連動する疑いがある破砕帯もみられたが、確証を得るには至らず、2日も引き続き調査する。

 団長役の島崎邦彦委員長代理は終了後「浦底断層は非常に活動的な活断層。原発の敷地内にあること自体が、かなり特殊だ」と強調した。一部の破砕帯が連動するかは「これから検討する」として明言を避けた。


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