除染済み学校7割、森林はゼロ 環境省、7県の進捗状況発表 

 環境省は30日、東京電力福島第1原発事故を受け、市町村が除染を進める東北、関東地方の7県を対象にした8月末時点の除染の進捗状況を発表した。具体的な除染の予定が決まった施設のうち、学校・保育園で7割、公園・スポーツ施設で4割が除染済みだが、住宅は予定の2割にとどまり、森林はゼロだった。

 環境省は「評価は難しいが、現時点の具体的な規模を把握するのが目的」と説明。市町村ごとの結果を同省の「除染情報サイト」に掲載した。

 対象は、岩手、宮城、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉の7県で、実施計画に基づいて除染する58市町村。福島県は独自に市町村の調査をしているため除いた。


  • LINEで送る