新型ロケット情報が漏えいか 宇宙機構でウイルス感染 

新型の固体燃料ロケット「イプシロン」の想像図(宇宙機構提供)

 宇宙航空研究開発機構は30日、筑波宇宙センター(茨城県つくば市)のパソコン1台がウイルスに感染し、開発中の新型固体燃料ロケットなどの情報が外部に漏えいした可能性があると発表した。宇宙機構は「サイバー攻撃かどうかは分からない」としている。

 宇宙機構によると、漏えいした可能性があるのは、新型のイプシロンロケットの仕様や運用に関わる情報など。パソコンのウイルス検索ソフトで21日に新種のウイルスが見つかり、その後ウイルスが情報を収集していた跡や、外部と通信していたことが確認された。

 いつから感染していたかは不明で、情報が漏えいしたか調べている。


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