失った氷床、20年で4兆トン 南極とグリーンランド 

 【ワシントン共同】南極やグリーンランドの氷床が、過去20年間に計4兆2600億トン失われ、解け落ちた氷によって世界全体で約1センチの海面上昇が起きたとする推計を、英リーズ大や米航空宇宙局(NASA)などの研究チームが30日付の米科学誌サイエンスに発表した。

 地球温暖化の影響が表れやすいとされる北半球のグリーンランドが特に深刻な状況だった。また、海水温の上昇によって陸から海にせり出す棚氷の崩壊が加速していると警告する別の論文を米ワシントン大のチームが同誌に発表した。


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