「ツバメ減少」4割が実感 野鳥の会調査に市民 

 日本野鳥の会は28日、全国の市民にツバメの生息について尋ねた結果、分布は従来とほぼ同じだったが、この10年で数が減ったとの回答が約4割あり、減少傾向が示唆されたと発表した。

 ツバメを襲うカラスの増加や、環境の変化が原因とみられ、同会は「カラスは人間が出すごみを餌にして都市部で増えているとされる。人の生活がツバメの減少に関係している可能性がある」としている。

 調査はウェブサイトなどで実施。全都道府県の市民と会員計約8400人から回答を得た。

 過去約10年の増減を尋ねると、39%が「減った」と回答。「不明」と「変わらない」がともに29%、「増えた」は3%だった。


  • LINEで送る