京都議定書改正で交渉始まる 排出量取引の参加で対立 

 【ドーハ共同】カタール・ドーハで開催中の気候変動枠組み条約第18回締約国会議(COP18)で、京都議定書の改正を議論する作業部会が27日開かれ、来年以降も議定書を継続するための交渉が始まった。

 交渉では、日本など来年からの第2約束期間に参加しない先進国に、発展途上国で温室効果ガスの排出削減事業を実施すると、削減量を自国分に算入できる議定書の排出量取引制度への参加を認めるかどうかが争点になっている。

 この日の作業部会では、アルジェリアが「不参加の国がこの制度の恩恵を受けるべきではない」などとこれまでの主張を繰り返し、参加を希望する日本側などとの対立が目立った。


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