信長居館は城郭初の金箔瓦か 岐阜市教委、跡地の破片復元 

織田信長が居住した屋敷の遺構とされる「居館跡」で発掘された、ぼたん文様(上左)と菊花文様(上右)の瓦の破片。下は復元イメージ=26日午後、岐阜市役所

 岐阜市教育委員会は26日、織田信長が天下統一の拠点とした岐阜城の麓にあり、信長が居住した屋敷の遺構とされる「居館跡」で発掘された破片を基に、居館が金箔瓦を使った城郭として日本最古だった可能性があると発表した。復元した金箔瓦も公表した。

 市教委によると、金箔瓦による城郭は1576年に信長が築城した安土城が最も古いとされてきたが、発掘調査のリーダー中井均滋賀県立大准教授は「居館ではそれ以前に用いられていた可能性がある」としている。居館は1569年ごろまでに完成していたとされる。

 復元された瓦は、ぼたん文様のようなものと菊花文様。


  • LINEで送る