原発の廃棄物減量施設が試運転 除染進展へ福島・楢葉 

試運転を始めた、東京電力福島第1原発事故による汚染廃棄物の容量を減らす施設=26日午後、福島県楢葉町

 東京電力福島第1原発事故による汚染廃棄物の容量を減らす施設が26日、福島県楢葉町で試運転を始めた。

 環境省福島環境再生事務所によると、施設は仮置き場の一角にあり、固定式の大型圧縮梱包機を備えている。

 除染で出た枝や草など約1万8千立方メートルを搬入。枝はチップ状にして4分の1ほどに、草は半分程度に圧縮し、仮置き場に置く。本年度、楢葉町内でほかに5カ所の施設をつくる予定。

 環境省は「容量を減らすことで多くの廃棄物を処理でき、除染が進む」と説明している。


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