大阪の文楽入場者が60%増に 11月の忠臣蔵公演 

 大阪・国立文楽劇場で3~25日に行われた11月公演「仮名手本忠臣蔵」の入場者総数が、前年比約60%増の約2万4千人だったことが25日、同劇場の集計で分かった。

 人気演目の通し上演だったことに加え、補助金をめぐる橋下徹大阪市長との交渉で文楽が社会的に注目されたのも背景にあるとみられる。文楽劇場は「初めて劇場に来た観客も多かったようです」としている。

 同劇場での今年の本公演の入場者総数も、前年比約25%増の約8万6千人に上った。

 太夫の豊竹英大夫さんは「まだまだ大阪には、文化に興味のある人がたくさんいると実感した」と盛況を喜んでいた。


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