2012年11月23日 10:22 | 無料公開
22日、ロシアのサンクトペテルブルク市で開かれた裁判所の審理でマドンナさんのコンサート映像を再生する原告(AP=共同)
【モスクワ共同】ロシア第2の都市サンクトペテルブルク市の地区裁判所は22日、同市で8月に公演した米人気歌手マドンナさんや主催者に対し、未成年者に同性愛を宣伝しロシア正教信者の宗教感情を傷つけたなどとして3億3300万ルーブル(約8億8千万円)の損害賠償を求めた市民らの訴えを退けた。インタファクス通信が伝えた。
裁判所は、公演の切符には未成年者は入場できないと明記されていたと指摘。原告の主張には根拠がないとした。
原告側によると、マドンナさんは8月のコンサートで同性愛者の権利擁護を呼び掛け。ロシア正教の十字架を踏み付けたりした。