「孤独なジョージ」の親類生存か ガラパゴスのゾウガメ 

ガラパゴスゾウガメの「孤独なジョージ」=2001年2月撮影(ロイター=共同)

 【リオデジャネイロ共同】南米エクアドル・ガラパゴス諸島ピンタ島で唯一生き残ったガラパゴスゾウガメで、6月に推定約100歳で死んだ「孤独なジョージ」と一部が同じ遺伝子を持つ「親類」のゾウガメが、他の島で生き残っていたことが分かった。米エール大チームが20日までに米生物学誌で発表した。

 孤独なジョージは絶滅危機動物の象徴として知られ、ガラパゴスゾウガメの亜種ピンタゾウガメはジョージの死で絶滅したとみられていた。研究チームがピンタ島から数十キロ離れたイサベラ島北部に住むゾウガメを調査したところ、17匹にピンタゾウガメの遺伝子が含まれていることが判明した。


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