池坊、日本最古の花会再現 都大路に「花行列」 

生け花発祥の地、六角堂に参拝する振り袖姿の池坊門弟の女性=17日午後、京都市中京区

 華道家元・池坊は17日、今年で550年を迎えたのを記念し、花みこしや稚児衣装を着た子どもたちが京都市中心部を練り歩く「池坊旧七夕会 花行列」を行った。

 池坊が歴史に登場するのは1462年、京の僧が日記に、挿し花の名手「池坊専慶」の評判を書いたのが最初とされる。行列は「時代の継承」をテーマに、江戸時代前期に京で開かれた日本最古の花会(旧七夕会)の風雅を再現した。

 あいにくの雨の中、傘を差した子どもたちや僧侶ら約50人と花みこしの行列が生け花発祥の地、六角堂(同市中京区)に到着。艶やかな振り袖姿の門弟十数人とともに華道の発展を祈願した。


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