国際交流など4事業を一般会計に 復興予算を事業仕分け 

行政刷新会議の「新事業仕分け」で趣旨説明を聞く岡田副総理(右)=16日午前、東京都・霞が関

 政府の行政刷新会議は16日、2013年度予算の概算要求で東日本大震災の復興予算として計上された事業などの妥当性を検証する事業仕分けを始めた。日本の文化や復興状況を海外に伝えるための、外務省の国際交流基金事業(3億円)など4事業を一般会計予算で計上すべきだと判定した。

 岡田克也副総理は復興予算の使途について「かなり問題があり、政府として責任がある」と述べ、仕分け結果を13年度予算に反映させるとした。ただ、衆院解散と重なり、政権の枠組み次第で予算編成のやり直しも予想されるため、どこまで生かせるかは不透明だ。


  • LINEで送る