2012年11月12日 17:52 | 無料公開
独立行政法人森林総合研究所(茨城県つくば市)の研究チームは12日までに、強酸性の土壌に含まれ植物の生育を妨げるアルミニウムを、ユーカリの根にある化合物が無害化することを突き止めた。 アルミニウムを含んだ強酸性土壌は、永久凍土を除く地球の陸地の約3割を占め、国内では西日本の丘陵地などでみられるという。研究チームは「化合物を大量に作る方法を開発して土壌改良剤に使えば、強酸性の土地でも農業が可能になる」としている。 研究チームによると、ユーカリの根にある化合物は、お茶やワインにも含まれるポリフェノールの一種。