韓国原発で制御棒案内管に亀裂 霊光3号機、電力供給に危機 

 【ソウル共同】韓国の原発運営会社、韓国水力原子力(韓水原)は9日、南西部の霊光原発3号機(100万キロワット)の原子炉の制御棒案内管6本に傷があることが分かったと明らかにした。ニュース専門局YTNは、肉厚2・5センチの案内管に、最大で深さ約1・2センチの亀裂があると伝えた。

 韓国ではトラブルや不正が原因で原発の停止が頻発。霊光3号機の案内管の修理が遅れれば、来年初頭に電力供給が不足する危機を迎えそうだ。

 3号機は10月18日から運転を止めて検査中で、亀裂は今月3日に見つかった。案内管は、原子炉内の核分裂反応の速度を調節するため出し入れする制御棒の通路。


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