有感地震、1万回を超える 東日本大震災の昨年 

 気象庁は8日、東日本大震災後の地震データを精査した結果、昨年3~5月の震度1以上(有感)の地震は6755回だったと発表した。これにより、昨年1年間の有感地震は1万0487回と1万回を超えた。

 震度観測点が増えているため単純比較はできないが、統計が残る1926年以降では3番目の多さとなる。今年3月現在のカウントでは、昨年の有感地震は9835回だった。

 震度5弱の地震も今年3月時点より3回増加。昨年の5弱以上(96年以前は5強と5弱の区別なし)は71回となり、統計史上最多という。

 大震災後は余震が多発しデータ解析が終わっていない地震が多数あり、精査を進めていた。


  • LINEで送る