オバマ氏が執務再開 内政、外交に懸案山積 

7日、家族と共に米シカゴの空港を出発するオバマ大統領(AP=共同)

 【ワシントン共同】6日の米大統領選で再選を果たしたオバマ大統領は7日夕(日本時間8日朝)、地元シカゴから家族と共に首都ワシントンのホワイトハウスに戻り、執務を再開した。これまで連日大半の時間を選挙運動に充てていたが、目の前には「財政の崖」解消や対中政策など内政・外交に待ったなしの懸案が山積している。

 オバマ氏が7日未明の勝利宣言で呼び掛けた超党派の協力がまず試されるのは、大型減税の失効と歳出の強制削減が年明けに重なる「財政の崖」問題。オバマ氏は同日、共和党のベイナー下院議長ら上下両院の与野党トップに電話をかけて協力を求めた。


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