シリアで250人死亡と国連 1日で、クラスター使用も 

 【ニューヨーク共同】国連のフェルトマン政治局長(事務次長)は6日、国連安全保障理事会の非公式会合でシリア情勢について、5日だけで自動車爆弾などにより250人が死亡したとの情報があると述べた。イスラム教の祝祭「犠牲祭」に合わせた停戦の崩壊後に内戦はさらに激化し、政府軍がクラスター(集束)弾を使用したとの見方も示した。

 会合後フェルトマン氏は記者団に対し「シリア国内は日々悲惨の度を増している」と話し、この2週間で首都ダマスカスに「初めて戦闘機による攻撃が行われた」と説明。反体制派が兵士を処刑する「衝撃的な映像」もあるとした。


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