津波時に普天間飛行場など開放 米軍が地元と災害協定 

災害協定を締結し記念写真に納まる、(左から)沖縄県宜野湾市の佐喜真淳市長、ピーター・タレリ少将、北谷町の野国昌春町長=5日午前、北中城村のキャンプ瑞慶覧

 在日米海兵隊は5日、沖縄本島で津波が起きた際、普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)と米軍キャンプ瑞慶覧(同県北中城村など)を避難経路として周辺住民に開放するとした災害協定を宜野湾市、北谷町と締結した。

 宜野湾市によると、津波の際に在日米軍の施設が付近住民の避難経路に使用できる災害協定の締結は全国で初めて。

 海に面した宜野湾市は中央部の高台に普天間飛行場、北側にはキャンプ瑞慶覧があり、海岸地域の住民が高台に上がるにはこれらの施設を迂回せざるを得ない状況で、避難経路の確保が課題となっていた。


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