瀬戸内海で空からスナメリ調査 岡山の団体、12頭確認 

スナメリ調査で軽飛行機から見た瀬戸内海=4日

 イルカの仲間「スナメリ」の生態調査をしている市民団体「牛窓のスナメリを見守る会」(岡山県瀬戸内市)が4日、瀬戸内海で軽飛行機を使ったスナメリ調査をした。

 同時に陸上や船上からも調査。約2時間で波間にスナメリ12頭が確認できた。代表の小野塚昌博さん(49)は「(陸、海、空の)3点から調査したのは初めてで、多くの情報が得られた」と話した。今回の結果を基に調査方法を確立させ、データの蓄積を目指す。

 団体によると、スナメリは海の生態系ピラミッドの上部に位置し、海の豊かさを測るバロメーターとされる。


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