最後のシャトルを陸上輸送 フロリダ州で来年展示 

2日、米フロリダ州・ケネディ宇宙センターの組立棟(右上)から輸送されるスペースシャトル「アトランティス」(NASA提供・共同)

 【ワシントン共同】昨年7月に米スペースシャトルとして最後の飛行を終えて退役した「アトランティス」の機体が2日、保管されていた米フロリダ州のケネディ宇宙センターの組立棟から、約16キロ離れた展示施設に陸上輸送された。

 車輪76個を持つ輸送用台車に載せられたアトランティスは、同日早朝に組立棟を出発。歴代の米航空宇宙局(NASA)の宇宙飛行士らの先導を受けながらゆっくりとした速度で進み、ついのすみかとなる展示施設に半日かけて到着。

 アトランティスの展示は来年7月から始まる予定。実際に宇宙を飛行して現存する機体はほかに2機あり、首都ワシントンとカリフォルニア州で展示。


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