原子力規制委が活断層調査 大飯原発で発足後初 

関西電力側(手前)から大飯原発の敷地内断層について説明を受ける原子力規制委員会の島崎邦彦委員長代理(奥左から2人目)ら現地調査団=2日午前、福井県おおい町

 原子力規制委員会(田中俊一委員長)の現地調査団は2日午前、関西電力大飯原発(福井県)で敷地内断層の調査を始めた。9月に発足した規制委による初の調査で、4日には都内で評価会合を開き調査結果を議論する。活断層の疑いが強まれば、稼働中の3、4号機の運転停止を関電に求める方針。

 野田政権は6月、敷地内断層の再調査をしないまま大飯3、4号機の安全性は確認できたとして再稼働を決めた。規制委の調査で活断層と判定されれば、政府の判断の是非も問われる。

 調査団は島崎邦彦委員長代理(東京大名誉教授、地震学)ら専門家5人。


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