iPS臨床応用、実施病院に申請 理研、目の病気で 

 理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の高橋政代プロジェクトリーダーらは1日までに、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った目の病気に対する臨床研究を先端医療センター病院(同市)に申請した。

 申請は10月31日付。実施されればiPS細胞を使った世界初の臨床応用例になるとみられる。

 理研などによると、高齢者に多い加齢黄斑変性のうち、網膜の裏側に余分な血管が生えてきて視力が落ちる「滲出型」の患者6人が対象。患者の皮膚から作ったiPS細胞を網膜色素上皮細胞に成長させ、シート状にして移植する。


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