大飯原発活断層示す結果得られず 関電、中間報告提出 

関西電力大飯原発の原子炉北側の海岸沿いにある試掘溝(関西電力提供)

 関西電力は31日、8月から実施している大飯原発(福井県)の敷地内断層調査について「活断層があると示唆する結果は得られていない」などとする中間報告を原子力規制委員会に提出した。規制委は11月2日に現地調査を行って確認する。

 調査対象は敷地内をほぼ南北に走る「F―6断層(破砕帯)」。関電は3、4号機建設前の1982~83年に掘った試掘溝周辺や、その南北延長部分で試掘溝やボーリング調査を実施している。

 関電によると、敷地北側の海岸沿いの試掘溝でF―6断層の延長部分を見つけることができないなど、現時点で正確な断層の位置が把握できていないことが判明した。


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