福島の町村長ら40人が原発視察 「状況共有できた」 

バス内から被災地を視察する福島県の町村長ら=31日(福島県町村会提供)

 福島県内の町村の首長ら40人と内堀雅雄副知事が31日、事故が起きた東京電力福島第1原発(大熊町、双葉町)構内と警戒区域内をバスで視察した。

 第1原発では1~6号機が見えるルートを通り、東電の担当者から被災状況や収束作業について説明を受けた。大熊町や富岡町などの警戒区域では、それぞれの首長らが、住民が立ち入れず雑草に覆われた町の様子などを説明したという。

 県町村会長の佐藤正博・西郷村長は視察終了後、福島県広野町で取材に応じ「みんなで現地の状況を共有でき有意義だった。『仮の町』など手を組めることはやっていきたい」と話した。


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