花粉、来春は今年の1・7倍 気象会社が予想 

スギの雄花。一つに約50万個の花粉が詰まっている

 気象情報会社ウェザーニューズ(東京)は30日、来春の花粉飛散量は全国平均で平年(2005~12年の平均)の1・4倍、飛散量が比較的少なかった今年春に比べると1・7倍になるとの予想を発表した。

 ただ地域ごとのばらつきが大きく、東日本(関東甲信、北陸、東海)や北日本(北海道、東北)で平年より多く、西日本(近畿―九州)は平年並みかやや多い傾向。福島、茨城、栃木各県は平年の2倍超の一方、大分、宮崎両県のように平年の半分という予想も。

 同社によると、今年の夏は太平洋高気圧の勢力が強く、東・北日本を中心に厳しい暑さになり、花粉を出す雄花の生育に適した条件だった。


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