マイナリさん兄が手記 「試練が終わる」 

ゴビンダ・プラサド・マイナリさんの兄インドラさん=6月、カトマンズ(共同)

 【ニューデリー共同】1997年に起きた東京電力女性社員殺害事件で、無期懲役となったネパール人ゴビンダ・プラサド・マイナリさん(46)の兄インドラさん(55)が27日までに共同通信に手記を寄せた。東京高裁で29日に開かれる再審初公判に関して「試練が間もなく終わる」と無罪確定に期待を示した。

 再審初公判は、検察側がマイナリさんを無罪とする意見書を提出しているため即日結審し、その後、無罪判決が確定する見通し。インドラさんは「不当な投獄に対し、日本政府が補償をすると信じている」として、無罪確定後、マイナリさんに対する速やかな刑事補償を求めた。


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