米国の7~9月期GDP2%増 低成長続く  

 【ワシントン共同】米商務省が26日発表した7~9月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値は、年率換算で前期比2・0%増となった。1・3%増だった4~6月期からやや持ち直したが3期連続で2%以下の低成長となり、引き続き米景気回復の鈍化が示された。

 欧州債務危機の拡大に伴う世界経済の減速を反映し、輸出が1・6%減と2009年1~3月期以来、3年半ぶりにマイナスに転じた。年明けに迎える米財政の極端な緊縮など先行きへの不透明感で企業活動が慎重になり設備投資も減った。


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