2012年10月26日 03:00 | 無料公開
鳥類の祖先と考えられている恐竜が翼を持つように進化したのは、飛行よりも求愛のアピールなどに使うためとする説を、北海道大やカナダの研究チームがまとめ、26日付の米科学誌サイエンスに発表した。 カナダで見つかった、羽毛を持つのに飛べない恐竜の化石を分析。子どもには翼がないが、成体になると翼を持っていたことから、繁殖のためと判断した。北海道大の小林快次准教授は「翼がどのようにできてきたのか、翼の起源の解明につながる」と話している。 チームはカナダ・アルバータ州の約7千万年前の地層から出土した、ダチョウのような骨格の獣脚類「オルニトミムス」の化石3体を調査。