翼の進化は求愛のため? 北大、恐竜化石を分析 

 鳥類の祖先と考えられている恐竜が翼を持つように進化したのは、飛行よりも求愛のアピールなどに使うためとする説を、北海道大やカナダの研究チームがまとめ、26日付の米科学誌サイエンスに発表した。

 カナダで見つかった、羽毛を持つのに飛べない恐竜の化石を分析。子どもには翼がないが、成体になると翼を持っていたことから、繁殖のためと判断した。北海道大の小林快次准教授は「翼がどのようにできてきたのか、翼の起源の解明につながる」と話している。

 チームはカナダ・アルバータ州の約7千万年前の地層から出土した、ダチョウのような骨格の獣脚類「オルニトミムス」の化石3体を調査。


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