志賀原発の断層再調査大幅遅れ 北陸電、計画変更を届け出 

北陸電力志賀原発1号機(手前)。奥は2号機=7月、石川県志賀町

 北陸電力は25日、活断層の疑いが出ている志賀原発1号機(石川県志賀町)直下にある「S―1断層」の再調査の最終報告が、予定していた来年1月末から、場合によっては6月末にずれ込むとの計画変更を原子力規制委員会に届け出た。

 調査項目を追加したほか、断層の状態を直接確認するための調査用トンネル掘削が遅れているのが理由。今月中に予定していた中間報告は、12月上旬になるという。

 調査用トンネルは1号機原子炉建屋脇に深さ約40メートルの穴を垂直に掘った上で、建屋の真下に延びるS―1断層に沿って、建屋の手前まで長さ約25メートルの横穴を掘ることにしている。


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