安保理、シリアに一時停戦求める イスラム教祝祭に合わせ 

24日、シリア北部イドリブ県で政権側による砲撃現場近くを歩く住民ら(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は24日、内戦に陥っているシリアのアサド政権と反体制派が26日からのイスラム教祝祭「犠牲祭」に合わせ一時停戦するよう求める報道声明を出した。

 国連とアラブ連盟合同のシリア特別代表ブラヒミ氏による祝祭停戦の提案を受けての声明。停戦にはアサド大統領も同意したと伝えられているが、シリア外務省は「最終的な立場は25日に発表する」としている。シリア各地では24日も戦闘が続いた。

 安保理の声明はブラヒミ氏の提案を「歓迎する」とし、内戦の「全ての当事者、特に強い立場であるシリア政府」に対し提案を受け入れるよう求めた。


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