ハチクマの旅を「実況」 飛行ルート公開 

タカ科の渡り鳥「ハチクマ」=2004年9月、長野県・白樺峠(中村照男さん撮影)

 環境省のレッドリストで準絶滅危惧種に指定されているタカ科の渡り鳥「ハチクマ」4羽が日本から東南アジアへと渡っていく経過をインターネット上で“実況”公表するホームページ(HP)を、慶応大の樋口広芳特任教授(鳥類学)らの研究チームがこのほど開設した。

 研究チームは背中に衛星送信機を取り付けた4羽に「クロ」「ヤマ」など名前を付け、6月に青森県と山形県で放鳥。「ハチクマ渡り公開プロジェクト」と名付けたHPでは、それぞれの個体の位置が観測された地点と日時を地図上で表示し、線でつないで飛行ルートが分かるようにした。


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