政府の姿勢を批判 温室ガス目標で環境省部会 

 環境省の中央環境審議会地球環境部会が24日開かれ、2020年の温室効果ガス排出削減目標を見直すかどうか政府が方針を示していないことについて、委員から「日本のうやむやな姿勢が国際社会から疑問視されている」といった批判が相次いだ。

 20年の目標について、日本は国際的には1990年比で25%削減を公約している。東京電力福島第1原発事故後、火力発電が増えるなどして目標達成は絶望視されているが、公式には撤回していない。

 政府は「革新的エネルギー・環境戦略」に基づき年末までに2013年以降の地球温暖化対策の計画を策定することにしている。


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