“ごみ屋敷”解消支援に条例成立 東京・足立区、撤去費支出も  

 家の内外にごみをため込み、悪臭などを発生させて周辺住民を悩ませる“ごみ屋敷”をなくすため、ごみの強制撤去と支援策を盛り込んだ条例が24日、東京・足立区議会で可決、成立した。

 支援策は、ごみの撤去費用を賄えない住人に費用を支出することなどを明記しており、足立区によると全国でも珍しいという。来年1月1日に施行される。

 区によると、10月現在で区内のごみ屋敷は31。条例では、住民の苦情などを受けて区が調査。ごみ屋敷と認定されれば(1)区が住人に対し指導や勧告(2)改善されなければ有識者でつくる審議会に諮問し命令―などの手続きを定めている。


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