ビリケンさん、被災地で一日町長 岩手・大槌町 

岩手県大槌町の一日町長に就任し、町長の椅子に座る2代目ビリケンさん。右から3人目は碇川豊町長=24日午前、大槌町役場

 大阪・通天閣のシンボル、幸運の神様「ビリケンさん」が24日、東日本大震災の被災地、岩手県大槌町の一日町長に“就任”し、庁舎の玄関などに置かれ、来庁した町民に福を振りまいた。

 一日町長を務めたのは2代目のビリケンさん。5月に3代目と交代し、現在は「通天交響楽団」に“所属”している。楽団メンバーの多くが住み、震災直後から大槌町を支援してきた大阪府柏原市の代表として、義援金200万円を碇川豊町長に届けた。

 ビリケンさんの足の裏をかくと幸福が訪れるとされており、碇川町長は「一日町長として、幸福と夢と希望を与えていただきたい」と話した。


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